ジユウジカン

• 07/23/22:32

私は、しあわせ者、らしい。


ずっと前、勤めていた靴屋のかつての先輩たちが、
入れ換わり立ち替わり、今のお店にやってくる。

その先輩たちも、私が靴屋を辞めて少しあとに、みんな辞めていった人たち。

辞めた人だけで、
今も健在の先輩は数人いる。


ひんぱんに、出入りがあるわけではない。

たまのときに、フラリと現れて、
少し話して、帰ってゆく。


三人。

一人は、ほぼ直属に近いかたちで仕事を教えてくれていた、スニーカー大好き人間。
各メーカーさんとの絆も深く、結婚式は、まるでどこかの会社の祝賀会のようだったと、お祝いに行った先輩の一人から聞いた。

一人は、クールで目付きは悪いが、はにかむと、えらく可愛らしい表情になるのが印象的な奴。
いつの間にか、結婚したらしい。
一人は、いま無職で、なにかとうるさくしてくるが、ほんとに面倒な先輩。

の、三人。


はっきりいって、余計なお世話だ。
本心を言ってしまえば、
なぜ、私の仕事先を知っていて、
なぜ、のこのことやって来るのだ。

あなたがたにイジられて、イジメられていると感じ始めて、苦しくて、居場所がないと思い込んで、最後の最後まで名前を覚えてもらえず。。。

そうやって、

辞めたのに。


直接言ってやろうかと、何度思ったか知れない。
でも今は関係ないから、言う必要も言ってやる義理もない。

• 10/28/11:21
• わいわいヒトリゴト
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